スマートホームと水平統合型成長
最も注目を浴びているシリアル起業家のイーロン・ムスクが手がけた電気自動車Teslaがカリフォルニア州ではかなりのステータスになっているようです。自動車産業にとっては外様、もしくは下請けのような存在だったITやハイテク企業がここまで価値ある製品を市場に出せるというのがInnovativeです。日本でも、これまた注目を浴びている徳重徹氏が手がける日本初のグローバルメガベンチャー、テラモーターズ、にしても同様のことが言えるでしょう。
HighTech企業にとって自社が持つ技術をどう使えば最も効果的に価値化できるのか、非常に重要なことです。そこにIT技術の発展と水平統合のしやすさ、など様々な要因が重なり合って新しい”製造”工程が見受けられます。
今回のGoogleによるNest買収やAmazonによるDrone開発など、一見本業と関係ないところでの多角化戦略が最近目立ちますが個人的にワクワクしてたまりません。これまで縦割り構造の中で埋もれていたナレッジと水平統合しやすくなった現代のIT技術によって、これまで以上の早さで全球規模の課題解決が実現できるようになっているからです。
これまで環境問題や貧困問題、衛生環境改善に人権問題など全球規模の課題を解決するのが世界機関だったり非営利団体だったりしましたが、そこにビジネスモデルを折り込まれたアイデアの多様性が核になっています。ビジネスと非ビジネス、営利団体と非営利団体、といった二重構造(Dualism)はもう古いんでしょうね。IT技術を最大限に駆使しつつ、オフラインでしかできないことにも理解を深めて、グローバルで活躍できたらと思ってます。